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2016 00:35:26
運命の出会い

マテオへの想いを振り切ってアレクシスさんとお付き合いを始めたミラベルでしたが、
恋人としてのアレクシスさんへの想いに違和感を感じていました。
「今はまだマテオくんを完全に諦めきれていないだけ…」
そう自分の心を納得させて仕事をしてみたり探索へ出かけたりしていました。
だってアレクシスさんはこの国の女性なら誰もが憧れるような、強くてカッコいいまさに才色兼備な人。

『引っ込み思案』な性格のせいか物静かだけどミラベルの話をいつもにこにこしながら「うんうん」って聞いてくれる、
少し歳の離れた頼れる兄のような…
…そう、まだどうしても兄のように接してしまう。
気晴らしに探索でもしよう。と、出かけた先でミラベルは出会ってしまったのです。
伴侶となる運命の人に。
あれはたしか坑道だったと思う。
あまり深くは考えずその時待機していた人を誘って探索していたら若いのにやたら強い人が居た。
気になって探索終わりに話かけてみたら、
その人はミラベルと同じ歳でしかもあんなに強いのにとっても優しい目をしていました。

ドゥーガル・ブラジウス
"あぁ、もうこれはダメだ…私って最低だ…"
それが彼との会話の後、去っていく後ろ姿を見送りながらミラベルの心に浮かんだ素直な気持ちでした。
その後のアレクシスさんとのことはあまり詳しくは書いていませんが
前回の記事『ミラベルの親友と元彼さん』でも書いたので割愛します。
ドゥーガルくんとはあの出会い以来話す機会が増えました。
『社交的』な性格の彼と『飾らない性格』のミラベルは似たもの同士なせいかよく気が合い
恋人になってからはとても順調に結婚まで至りました。

きっとマテオが王族じゃなかったらドゥーガルくんとは結婚していなかったでしょう。
アレクシスさんともずっと兄のような存在の友人でいたかもしれません。
でもそういうことすべて含めてが今に繋がっているのだと今なら思えます。
ここまでの私の唯一の後悔はドゥーガルくんの姓であるブラジウスを継がなかったこと。
チャップマンがキャッチーで親しみやすいかなと思って選んだのですが、
今になってブラジウス家が無くなってしまうのがとても悲しいです…
どなたかブラジウス姓のパスをお持ちでしたら是非、我が国へ遊びにきてください

というわけで、これからはドゥーガルくんとミラベルの結婚生活をメインで更新していきます。
ぜひお付き合い頂ければ幸いです♡

*一応年齢や生年月日は隠してありますがネタバレ要素ありです!
ドゥーガルくんは魔銃師の両親の元に産まれた一人息子で、
特に母親であるアメジストさんは後に竜騎士にまでなられるほどの実力者でした。


初めて坑道でドゥーガルくんと出会った時、
あまりの強さにミラベルが視線を奪われたのも納得ですね

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